アプサラカフェは地産地消に取り組みます。

アプサラカフェをオープンする10年前、国際開発学科の学生だった私はカンボジアの田舎の農村で、村落調査のため村に住み込んでいました。終了後は途上国の開発に取り組もうと思ってです。

ところが、当時世界の最貧国と言われたカンボジアの農村の暮らしに貧しさを感じず、それどころかコミュニティーの強さやエコロジカルな生活に感銘を受けました。翻って私たち日本人・先進国の生活はお金があるので、世界中から食料・石油や石油製品を買っています。しかも、その環境コストには目をつぶって、環境にただ乗りしています。

変えるべきは私たちの方ではないかと思い帰国10年後にエコにこだわろうと始めたのが、地元野菜の手作りカフェ「アプサラカフェ」です。

店主

  • 地元野菜

    地元野菜

    アプサラカフェでは、地産地消を目指して、箕面や伊丹の農家の直販所を回ってお野菜を仕入れています。日本はフードマイレージがダントツ世界一。世界中のおいしいものが食べられるのもいいけれど、そのために石油も使い、環境破壊も引き起こしています。種類は限られていても地元の食材も見直してみませんか?

    とは言え、メニューに必要な野菜が直販所で手に入らないときは、ご近所のスーパーさんにもお世話になってます。またアプサラカフェでは新鮮野菜の本来の味を味わっていただくため、薄味を心がけています。

  • 穀物

    お米は箕面や三田のものを使用し、玄米か八穀米かを選べるスタイルに。コシヒカリのような有名ブランド米ではありませんが、このすぐ近くでもおいしいお米が作られています。

    精白せずにいただく玄米には、白米では失われてしまういろんな栄養素を含みます。玄米が白米に比べると固く食べにくいと感じられる方には八穀米をお勧めしています。八穀米には7分搗きのお米にあわ・きび・ひえ・黒ゴマ・白ゴマ・押し麦・緑豆・黒米が入っています(時期によって多少異なる場合もあります)。

    また当店では、雑穀をよく料理に使っています。白米に比べいろんな栄養素を含み、特にカリウム、カルシウム、鉄といったミネラルと食物繊維が豊富で、自然のサプリメントと言われることがあります。

手づくり

デザート

アプサラカフェでは、デザートも自家製です。

できるだけ野菜・果実を使ったデザートを作っています。デザートに使っている砂糖は、てんさい糖など体に優しい砂糖を使っています。

アイスクリームもお店で手づくり。豆乳ベースや野菜・穀物を使用したものもありますが、どれもシンプルなレシピで素材の味を味わっていただけるよう心がけています。

調味料

酒・みりんなどの調味料はできるだけ本来の素材で作った、無添加のものを選んでいます。出汁は昆布・かつおから取り、醤油は一般的な大豆の絞りかすやアルコールを使ったものではなく丸大豆のものを使っています。

砂糖は体への吸収がゆっくりで体にやさしい粗糖(上白糖のように精白していない砂糖)を使っています。

食事もデザートも加工食品は使わず素材と基本調味料だけで作り、カレーもハーブや唐辛子をすりつぶすところからお店で手づくりしています。

ドリンク

コーヒー・紅茶・ココアすべて無農薬栽培&フェアトレード輸入です。

京都のグリーンアイズさんという、頑固でこだわりのお父さんから引き継いだ若き店主が毎日丁寧に豆を焙煎しているコーヒー屋さんから仕入れています。

コーヒー豆は芯までじっくりゆっくり焙煎していて、特にヨーロピアンブレンドはしっかりしているのに、後味すっきり、カフェインも少ない体に優しいコーヒーです。

豆乳は有機豆乳を、ゆずドリンクのゆずも宮崎県産の有機のものを使っています。お酢ドリンクの自家製果実酢も、ベースはリンゴだけから作った純リンゴ酢です。